歌ってみたの作り方
まいど!ラヴィ・レイヴンです~
「歌ってみた」をこれから投稿したいと思っている方、すでに何曲も投稿したも「いまさら聞けない!」「収益化剥奪やチャンネルBANされたくない!」と思っておられる方に、ぜひ知っていただきたい内容をまとめましたので、永久保存版として何度も見返したり、歌ってみたをこれから投稿したいと思っている方に拡散していただければ幸いです。
何度も見返して欲しいのは、後々追加情報や変更をアップデートしてくからです。
各トピックで関連する記事や動画リンクという形で補足していくのでお楽しみください!
歌ってみたの作り方
歌ってみたを作る順序をまとめてみました
- 歌う楽曲を決める
- 歌う楽曲の使用許諾状況を調べる
- 歌う楽曲の音源を用意する
- 歌を収録する
- 歌をミックスする
- 動画編集する
- 投稿する
1.歌う楽曲を決める
歌う楽曲を決めます。
次の段階で使用許諾でNGがあった際は歌うことが出来ないので、何曲か歌いたい曲をピックアップしておきましょう!
2.歌う楽曲の使用許諾状況を調べる
歌いたい曲をピックアップしたら、使用許諾状況を調べます。
日本の商業楽曲のほとんどは、JASRAC(ジャスラック)やNexToen(ネクストーン)などの著作権管理団体が著作権管理を代行しており、著作権管理データベースで確認することが出来ます。
下記、リンクからデータベースを利用できるのでリンクをブックマークしておくのをおすすめします!
JASRAC J-WID(ジェイウィッド)JASRAC Works Infomation Database
https://www2.jasrac.or.jp/eJwid/main?trxID=F00100


アーティスト名で検索すると、そのアーティストの歌う楽曲のリストが表示されます。
この段階では、管理状況は表示されていないので、該当する楽曲の「詳細」をクリックします。

管理状況の「配信」の部分が「○」なものは、包括契約されている動画サイトで利用することが可能です。
また、「○」以外の表示もあるので注意しましょう。
○:JASRACが著作権を管理している
△:JASRACが一部著作権を管理している
×:JASRACは著作権を管理していない
!:JASRACに要問い合わせが必要
NexTone 作品検索データベース
https://search.nex-tone.co.jp/list?1


アーティスト名で検索すると、そのアーティストの歌う楽曲のリストが表示されます。
こちらは、楽曲リストの段階で管理状況が表示されています。
こちらも「配信」の列をチェックして「○」なものは、包括契約されている動画サイトで利用することが可能です。
さらに、作品名をクリックすることで楽曲個別の管理状況を確認できます。

こちらは、作詞と作曲の管理状況が確認できます。
JASRACで管理されている楽曲も、こちらでも管理されている場合があるようですね。
こちらの管理状況は、「○」「×」の2通り
○:NexToneが著作権を管理している
×:NexToneは著作権を管理していない
データベースにない楽曲も存在します
JASRACやNextoneなどに登録されていない楽曲もあります。
JASRACは、世界120を超える著作権管理団体とパートナーシップを結んでいるので、洋楽についても検索できる曲は多いと思います。
それでも検索できない楽曲、インディーズ、アマチュア(同人活動などを含む)楽曲も多く存在します。
ボカロ曲の場合、ピアプロでダウンロード可能な形でカラオケ音源をアップロードされている楽曲などがあります。
配信で歌ったり、動画サイトに「歌ってみた」投稿に使えない楽曲をまとめてみましょう
- JASRAC、Nextoneのデータベースにあっても配信での使用、収益化を含む配信をしてはいけない音源
- JASRAC、Nextoneのデータベースにない音源
- CDやアルバムなどに収録されたインストバージョンの音源
- オリジナルの音源から歌を取り除く加工を施した音源
- カラオケ店で録音したカラオケ音源
3.歌う楽曲の音源を用意する
歌う楽曲が決まり、著作権使用状況の確認が済んだら音源の準備です。
前段で紹介した、動画サイトに「歌ってみた」投稿に使えない楽曲があるので、こちらを避けながら音源を用意しましょう!
一番手軽に使用可能な音源
それは、ボカロPさんや歌い手さんの公式Youtubeチャンネルで公開しているMVの概要欄などで公開されているoff vocal音源です。
著作権管理情報DB上で配信OK且つ、公式でoff vocal音源公開している場合は、こちらをダウンロードさせていただいて使用してもOKです。
著作権管理情報DB上に登録のない曲の場合は、アーティスト公式のSNSや所属事務所へメールやDMで確認を取ってみるのも賢明かもしれません。
公式チャンネルとうからダウンロードできるデータの中に使用許諾範囲を明記したテキストデータが同封されている場合もあります。
その場合、使用許諾範囲内での利用は確認がいらない場合もありますので、ダウンロードして確認してみましょう!
間違いなく利用できる音源
・自分で打ち込み、演奏した音源
・作曲や演奏系のクリエイターさんへ依頼して打ち込み、演奏してもらった音源
「歌ってみた」として使用できる楽曲、音源であっても収益化が出来るもの、出来ないもの、出来るけど収益配分が少ないものなどがあります。
インディーのアーティストさんなどtunecoreから著作権管理団体へ代行していたり、動画サイトで利用された際の収益分配率などを著作者が任意に設定できるため、再生された収益が100%著作者へ分配される場合などもあるようなので、歌ってみたを収益コンテンツと思って投稿しない方がいいでしょう。
あくまで、デモ音的やファンサ的な側面のコンテンツや、完全に趣味として投稿するコンテンツとして楽しむのが気楽でいいと思います。
4.歌を収録する
歌を収録する方法は自由です。
自宅で宅録、スタジオ借りて自分で録音、またはレコーディングエンジニアに録ってもらうなどいろいろあります。
カラオケ店で録音する方もいますが、カラオケ店のカラオケ音源は利用できない音源なのでお気を付けください。
また、カラオケ店での録音を禁止している場合もあるので、店舗の利用ルールやスタッフさんへの確認を取ってルールに従って利用しましょう!
自宅で宅録する場合
基本的にはどんなアプリを使っても、どんな機材を使ってもOKです。
後でスタジオのミキシングエンジニアさんやMIX師さんにミックスを頼む場合は、off vocal音源と自身の歌の音源の同期がとれる状態で別々に書き出すことが必要になります。
ですので、普通のレコーダーアプリや波形編集ソフトでの収録ではなく、マルチトラックレコーディングソフトやDAWソフトで収録しましょう!
出来れDAWソフトを利用することをお勧めします!
DAWソフトは、デジタルオーディオワークステーションの略で音楽を作ったり、録ったり、ミキシング、マスタリングなど音楽作品として仕上げる一連の作業が出来るプロ向けのソフトウェアです。
通常、2万円~10万円くらいでいろんなクラスがあり、機能の制限、またはミキシング、マスタリングやサウンドメイクのプラグインエフェクトのバンドル数などで価格が異なります。
プロフェッショナルクラスの機能が無償で揃うDAWでCakewalk Sonarなどがおすすめです!
※別途Cakewalk Sonarを紹介記事を投稿予定なのでお楽しみに!
5.歌をミックスする
録った歌とoff vocal音源の音量バランスやエフェクト処理などをして作品としてのクオリティを磨きます。
こちらもDAWソフトや必要エフェクト効果を得るためのプラグインエフェクト、正確な音のバランスをモニタリング出来る環境があれば自分ですることもできますし、ミキシングエンジニアさんやミックス師さんに依頼してミックスしてもらうことも可能です。
6.動画編集する
音源が出来たら動画投稿できる形にしましょう。
公式のMVが使用して音源を差し替えて投稿するのが可能な作品であればそれでもいいでしょう。
せっかくの歌ってみたなので、自分の「演奏してみた」や「踊ってみた」として実写動画に音源を合わせたり、自分で描いたり、絵師さんに描いてもらったイラストやLive2D、3Dアニメーションなどと合わせたオリジナルMVを制作するなど、オリジナリティを追求することで好きな楽曲へのリスペクトがこもってより見てくれる方に楽しんでもらえる作品になると思います。
7.投稿する
動画が完成したらいよいよ投稿です!
概要欄には、楽曲情報、公式MVのリンク、収録スタジオやレコーディング&ミキシングエンジニア、MV制作にかかわったイラストレーターや動画クリエイターさんなど、作品に関わった方のクレジットを忘れずに!
SNSでの告知やプレミアム公開などで公開する歌ってみた動画を盛り上げましょう!